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カラーベストの考察

⇒カラーベストを塗り替えたり塗装するのはナゼ?

カラーベストは長年の風雨や太陽熱や紫外線によって少しずつ傷んできます。そこでメンテナンスが必要となってきます。そのメンテナンスの一つとして『カラーベストの塗り替え』が必要になってきます。

もう少し厳密に言うと、カラーベストを塗るというより、カラーベストに塗膜を塗りなおすという表現があってると思います。その辺りを説明していきます。 



⇒そもそもカラーベストとは?

カラーベストカラーベストとは、高圧プレスされたスレートというものに、防水塗料を塗ったものをいいます。スレートだけでは防水性能が乏しい為に防水塗料を塗っています。参考までに、軽量瓦やセメント瓦などもスレートから作られています。又、現在では含まれていませんが、過去には石綿(アスベスト)を含んだものもありました。
石綿(アスベスト)・・・・・繊維状の天然鉱物



⇒カラーベスト屋根の仕組みや特徴

カラーベスト基礎新築時やカラーベスト張替え時には、『屋根の骨組みを作り⇒コンパネ等で下地を張り⇒ルーフィング(防水紙)を張り⇒カラーベストを釘で取付ける』
このような工程でカラーベストを張っていきます。特長として、『風などでカラーベストが飛ばない・耐熱性に優れている・コストが安い』などが挙げられます。



⇒カラーベストの耐久性

カラーベスト塗装カラーベストは風雨や太陽熱や紫外線などの影響で、("1"で説明した)カラーベストに塗装された塗膜が傷んで耐久性が落ちてきます。年数が経つほど左写真のように白く見えてきます。

これは塗膜が薄くなり素地のスレートが見えてくるからです。そうするとスレートが雨天時などで毛細管現象で雨水を吸い始めます。傷みが激しいほど耐久性が乏しくなるので多く雨水を吸うようになります。しかし、晴天時には雨水を吐き出します(蒸発します)。その繰り返しが最もカラーベストを傷める事になります。

つまり、吸った水を出せない程傷めば『コケが生えます』。又、雨水の吸収・吐き出しの連続で『ひび割れ』や『反り』の現象が現れます。そして最悪のケース、雨漏りとなるのです。それらの現象がおきるまでの期間として製品自体の品質によりますが、20年程度と言われています。
毛細管現象・・・・・髪の毛のような細い空間内を、重力や上下左右に関係なく水が浸透していく現象です。



⇒塗り替えるか、張り替えるか

カラーベストの塗装建築資材には永久に耐久性のあるものはほとんどありません。カラーベストも例外ではなく、メンテナンスが必要となります。そのメンテナンスとして、『カラーベストの張替え』と『カラーベストの塗装』があります。


張替え・・・カラーベストの葺き替え、屋根の葺き替えになります。もちろん費用は高くなります。
塗装・・・・・カラーベストに"1"で行ったような塗装を再度行います。費用は低いです。


カラーベストの張替え(屋根の葺き替え)と塗り替えでは、コスト的には断然に『張替え>塗装』です。しかし、カラーベストの塗装が出来ないケースも中にはあるのです。それは下記の2点となります。



⇒カラーベストの劣化の仕方

カラーベスト自体が『反っている』・・・反っていれば塗装しても反りは直りません。その反りの箇所から雨漏りのおこる可能性があるので張替えしか出来ません。


あまりにも傷みすぎている・・・あまりにもカラーベスト自体が傷みすぎていると、塗装しても綺麗に仕上がりにくいケースがあります。同じようにひび割れが多すぎると、塗装時にカラーベストに乗るだけで割れてしまい、塗装した後も割れる可能性が出てきます。

つまり、結論から先に言うと、カラーベストのメンテナンスとして、耐久年数以上(20年以上)まで行き着くとこまでいって張り替えるか、製品の品質にもよりますが8年~13年程度で塗装をするのかになります。参考までに、ほとんどの方は張替えより塗装をされる方が多く、長いスパンで見たコスト的にも塗装の方がはるかに安くつきます。



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