2005年07月03日

No.40 悪質詐欺会社

最近、訪問販売系のリフォーム会社による悪質工事・悪質料金がよく取り上げられています。今日のテレビニュースでも特番で放送されていました。どうやら今日は、長くなるblogになりそうです。

まず、最初に言っておきたいのが、それらリフォーム会社は決して建築会社ではありません。リフォーム会社という名の詐欺まがいの会社です。

ありえない価格で、誰でも出来る事をしているだけです。 リフォーム会社や建築会社というものは、プロの職人による仕事を行います。それが塗装であったり、大工工事であったりです。

彼らが行っていることは、1つ1~2万円程度の床下乾燥機などを50万円などで売って取り付けたりする事です。確かに、それも建築の一部ですが、あくまで一部です。

たとえば、雨漏りを補修したりする事はしません。いや、出来るスキルなどはないでしょう。仮に、雨漏り補修として屋根の葺き替えとなれば、恐ろしいほどの金額になるはずです。

簡潔に言えば、塗装や葺き替えなど、材料や人件費を含めたコストのかかる事を彼等は行いません。住宅補強・床下補強・床下乾燥・といった材料や人件費があまりかからないものを行うのです。

もちろん、お客様が支払う代金は大変に高価です。ですから、給料が100万~200万円/月 近くもらえるのです。今日のテレビでは床下乾燥機4つ(1つ2万円程度)取付で200万円でした。 はい、ほとんど詐欺です。ムチャクチャです。

被害者の方は高年齢の方が多いそうです。そりゃそうです、若い方には理論的には全く通用しない金額とモノですから。悲しいかな、詐欺等の被害にあわれるのはいつも高齢者です。

会社側も、高齢者などを特に狙っていたようです。 営業方法的にも、高齢者が孫を錯覚させるようなトークを行うようです。

本来なら、同業者として、遺憾に思い、憤慨するのですが、今回に関しては全く思いません。なぜなら、冒頭に申し上げたとおり、彼等は名前こそはリフォーム会社であり、建築会社ですが、実態はリフォーム業ではなく、建築業でもありません。 詐欺業といった言葉が最適でしょう。

今日のblogを書くにあたり、誤解のないように書いておかなければいけない事があります。それは、テレビ等によって、全ての訪問販売系リフォーム業者が悪質という印象を与えれていますが、そうではありません。

又、逆に、普通のリフォーム業者だからといって良質だという訳でもありません。 訪問販売系であれ、非訪問販売系であれ、会社によって悪質か良質かどうかが決まると思います。

それを判断する方法や基準は、やはり他と比較する事以外ないでしょう。ですから、相見積もりという言葉があるのですから。

ただ、若い世代の方などは、そんな事は分かっていると思います。では、高齢者の方はどうでしょう? ここが難しい所です。 価格が高かろうと安かろうと、契約をするという事は、お互い了承して合意をしたという事になります。

ですから、いくら高かろうと安かろうと、全く問題はないと言われればそうですが、倫理上それではリフォーム業・建築業だけでなく、全ての業界で悪質さが認められる事になるでしょう。

それを防ぐには、やはり条例や法律で、ある程度の縛りをしなければいけないと思います。その1つとしてクーリングオフ制度があるのですが、今回はクーリングオフをさせない様にしていたようです。ですから、僕が建築会社ではなく、詐欺まがいの会社と言っているのです。

真面目に営んでいる会社ならば、条例や法律で縛りがあったとしても、何ら問題はないはずですから、やはり縛りが必要だと思います。

今日のテレビでは売り上げの10%が歩合として入ると言っていました。 それで給料がトップクラスで200万円でした。 そのトップクラスの人達の年代が20代でした。

年齢や給料の多さを問題にしている訳ではありません。 基本給などもあるでしょうから、売り上げが1500万円程度で給料200万円だとします。 単なる戸建の改築工事で月1500万円の売り上げというのが問題なのです。新築工事ではありません、床下工事・配管工事・屋根補修工事・屋根裏工事・補強工事などで、月1500万円といえば、何件契約しなけばいけないのか・・・。

その計算でいくと、2日に1度、100万円の契約をとらなければいけないのです。まっとうな価格でそれらの工事を2日に1度契約を頂くなんて、不可能です。つまり、一件あたりの契約金額が高額すぎるのです。

真面目に営業して、真面目に工事を行っていて、月1500万円の売り上げなら、素晴らしすぎる営業マンです。当店に欲しいくらいです(笑)。そんな人間はほとんどいないでしょう。稀に優秀な営業マンでも、1年間に1度程度はあっても、毎月なんてありえないです。もし、いらっしゃったら教えて欲しいです。

ですが、詐欺まがいで1500万円といえば、どれだけ高額に吊り上げたのかを考えると恐ろしくなります。これが問題です。それだけ泣いている人々が多くいるという事です。

行政が動かない今、リフォーム業だけでなく、悪質といわれる会社を判断するのは、自分自身です。出来るだけ情報を得て判断するようにしましょう。行政が動かない限り、こういった詐欺まがいのリフォーム業者は減らないと思いますから。

P.S. 繰り返しますが、全ての訪問販売系の会社を非難しているのではありません。優れた会社がある事も存じています。 僕が非難しているのは、リフォーム業という詐欺まがいの会社です。

By tenshu @ 02:05 AM | 社会 | コメント (0) | トラックバック (0)

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