2005年09月10日
No.46 水難事故
久々のblogになります、はい。申し訳ありません。それに、題名・・・、はい、再度申し訳ありません・・・。
というのは、今夏、数日間、例の丹後半島にキャンプとサーフィンに行っていました。車を停めた目の前がビーチで、今夏は良い波がたっており大変良き盆休みでした。
と言いたいとこなのですが、実はそこでのキャンプ/サーフィンの2日目に水難事故があり、1人の方が命を失いました・・・。
僕が車を停めて、テントを張った目の前近くの場所で昼頃に水難事故がありました。結果から言いますと、亡くなった方は30代の男性の方で、家族4人で海水浴に来ていたみたいです。
その小学生位の娘さんが流されて溺れて、それを助けに行ったお父さんが溺れて尊い命を失いました・・・。どうやらその方はウエットスーツを着ていたので、お父さんサーファーだと思います。娘さんは近くのサーフィンをしていたサーファーが助けて無事でした。
その日の状況は、波がそこそこ高く、腰~胸くらいのサイズだったと記憶しています。サーファーから見れば”イイ波”かもしれませんが、一般海水浴から見ると”高い波”だと思います。
その波の影響で娘さんが溺れ、救助に向かったお父さんが溺れ、お父さんの尊い命が失ったのです。自然の恐さの一面です。自然とは素晴らしいもので、人の心をなごませ、やわらげ、今風に言えば癒してくれるものです。
しかし、その反面、厳しく、激しく、簡単に人の命をも奪ってしまう側面もあるのです。私達はその両面を覚えておかなければいけません。
この水難事故のポイントは2つあると自分で思っています。人のふり見て我が身を正せではありませんが、尊い命を無駄にしない為にも何かの教訓を得ていた方が良いかと思い、思い切ってblogに書いています。少しでも水難事故が減ればと、サーファーである僕の訴えでもあります。
まず、そのポイントの1つ、離岸海流と呼ばれるものです。カレントとも言われます。波は浜に打ち寄せます。しかし、波として浜に寄せられた海水は沖に戻っていきます。でなければ、浜は全て海水に侵食されますよね。
その沖に戻る海流、つまり、流れを離岸海流/カレントと言います。これは、波が高くなれば高くなるほどキツくなります。つまり、沖へ戻る海流が激しくなっているのです。今回、水難事故があった場所はカレントでした。
ズバリ、カレントでは泳がない事が大前提です。カレントの中にいれば、流されていても分かりにくく、気付いた時にはかなり流されている事が多くあります。特に子供は遊びに夢中ですから、気付いた時にパニック状態になって溺れる事が多いでしょう。
子供だけでなく、カレントの知識のない人は誰でもそうでしょうけど、カレントの中にいてしまっていて、沖に流されていると気付いた時に、浜へ帰ろうと必死で泳いでしまいます。実は、それがカレントで流された時にしてはいけない事なのです。
カレントの流れは、波が高くなかっても、その流れのパワーは大きなものです。そのパワーに逆らって泳いでも浜へ戻る事は不可能です。人の力とは自然の前では無力なのです。圧倒的に自然の力、つまり、カレントの流れの方が強いです。
カレントに逆らって泳げば体力だけを消耗してしまい、最終的に体力が尽きて溺れてしまいます。 カレントに流されたと気付いた時は、”ゆっくりと真横”に泳いで下さい。急いで泳げば急激に体力を消耗してしまいます。横に泳いでも、カレントに流されて結果的に斜めに泳ぐ事になるので、浜に近づく訳ではありませんから。
そうやって横に泳ぐ事でカレントから脱出する事が出来て、そこから浜辺に泳いでいくのです。これが最も安全な方法ですので覚えておいて下さい。決して焦って浜辺に向かって泳いではいけません。
何より、カレントの見分け方ですが、他の場所より波がワンランク以上小さい場所があれば、そこがカレントの可能性が高いです。また、防波堤やテトラポットなどがある時は、その付近も防波堤沿いやテトラ沿いにカレントが発生しています。ご注意して下さい。
2つめのポイントとして、人がいる場所で泳ぐ事です。 その家族がいた場所は人が少ない場所でした。確かに、沖にブイがあり、海水浴場なのですが、最も混む場所は海の家の前だと思います。そこから離れるほど人が少なくなると思います。
そのご家族がいた場所はそんな人の少ない場所でした。ですから、娘さんが溺れたのを救助できても、お父さんが溺れたのには誰も気付かなかったのかもしれません。もし、あのご家族が、もう少し人のいる場所で泳いでいたら・・・ 残念でなりません。
人のたくさんいる混んでいる場所がいいと言ってる訳ではありません。もし、自分が溺れた時に、誰かが気付いてくれる様な人口密度?の場所を選ぶ事が大切だと思います。
今年も気温の上昇により、海水浴が盛り上がり、それに比例して水難事故が多かった模様です。もう海に遊びに行かれる方は少ないと思いますが、上記の2点だけでも頭の片隅に覚えてもらえれば光栄です。くれぐれも気をつけて遊んでください。命を失って悲しむのは、自分だけでなく、その家族みんななのですから。
P.S.真冬にサーフィンに行く僕も、その時の海に誰もサーファーが入ってなければ入りません。自然とは美しさと恐さを持ってます。少しでも身を守る知識を覚えて命を大切にしましょう。では。



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