鉄部
下記写真の様な、H鋼・クレーン・立体駐車場の鉄鋼なども塗装します。これらは鉄から出来ている為に、錆が回りがちになります。施工の際には錆を落としてから、必ず錆止めを行って上塗りを塗装しなければいけません。
基本的な工程は、【ケレン(グラインダー工具を用いるケースもあります。)⇒錆止め塗り⇒上塗り】となります。特に、ケレン作業で確実に錆を落とすことが重要です。
この様な工場内にあるクレーンも塗ります。高さがあって、足場が組みにくい、組む時間がない、などのケースは左写真の様にタワーを組んでいきます。こちらは特注の調整色での塗装となっています。錆が大変にひどかったので、グラインダーという機器を用いてケレンを行っています。


外にあるクレーンなどは、工場内にあるものより劣化具合が早いです。念入りなケレンと錆止め塗装が求められます。こちらも足場を組んでいたら時間がかかるので、バケット車を使って塗っていきます。

こちらの立体駐車機も鉄鋼や鉄板など鉄を材料としたものから作られています。鉄なので錆のまわりが早いため、比較的早めの点検や塗装メンテナンスが必要となってきます。
左がグラインダーと呼ばれる電動工具で、それに右側のワイヤーブラシを装着します。それを回転させて錆箇所にあてて錆を取っていきます。かなり高速回転するので指が巻き込まれない様にしなければいけません。 グラインダーを使うとかなりの錆が取れます。ちなみに、グラインダーを用いた錆取りケレンの事を2種・3種ケレンと基準が設定されています。
鉄は、その性質上錆が発生しやすい鋼材です。その為に早めに塗装してやらなければいけません。その際に、錆を確実に取り除いて塗るという事が大切です。
- ケレン・・・鉄の錆を取る為に様々な道具を用いて錆を取る事です。又、錆止めのノリを良くする為にアタリを出すという意味もあります。
- 錆止め・・・その鉄が錆びない様に錆び止めを塗ります。上塗りに使用する塗料には錆止めの効力をほとんど持っていません。
- 上塗り・・・鉄部用塗材を用いて塗装していきます。
ケレン作業
ケレンを行って錆を取ります。もし、その作業を行わなかったら、錆びの上に塗料を塗る事になるので、満足いく仕上がりにはなりません。何より、錆を取らずにトップを塗ることになるので、せっかく塗装をしても耐久性が悪く、すぐに劣化してきます。 写真では皮すきという道具を使って作業をしている所です。錆のひどい箇所はグラインダーを用います。
多少の劣化で凹凸になった鉄部には
左写真は錆がひどい鉄柱を、グラインダーを使用してケレンしたものです。錆が表面を完全に腐食してしまい、ケレン後には凹凸になる程腐食していました。こんな時は、凹凸を埋める為にパテをもって凹凸を無くしていきます。
⇒溶接補修も可能です
あまりにも劣化して腐食してしまった鉄部は”溶接”で補修しましょう。腐食した部分を切断して、新しく鉄を溶接してあげます。右写真の赤い部分が、新しく鉄を溶接したものです。
この様に、溶接後に上塗りを塗ってあげれば完成です。錆びて死んでいた箇所が十分に生き返りました!
ペンキ塗装だけではありませんが、単に塗るだけではなく、キッチリと補修してから塗りましょう。いくら良い塗材を使用しても、状態が悪い状態の上に塗れば、悪い仕上がりです。
その悪い状態の根本を解決してあげる事が大切です。すると、塗膜も耐久性が増して、良い仕上がりになります。
ケレンには1種~4種の基準があります。鉄部を塗装する際には必ず必要な作業です。鉄部がどれだけ傷んでいるかをチェックして目的にあったケレンを行う事が大切です。
| 種類 | 劣化状況 | 作業内容 |
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1種ケレン |
塗膜があまり残っていなく、錆などによる影響で腐食が非常に激しい | ショットブラスト等や、酢洗浄などを行う |
| 2種ケレン | 塗膜の劣化が見られ、錆などの影響による腐食が激しい | ワイヤーブラシ等の手作業にプラスして、ディスクサンダー等の電動工具を用いて行う |
| 3種ケレン | 塗膜がある状態であり、部分的な劣化があったり、錆などが発生している状況 | ワイヤーブラシ等やサンドペーパー等の手作業によって行う |
| 4種ケレン | 塗膜が完全にあり、錆などは発生しておらず、チョーキングや変色がある程度 | ワイヤーブラシ等やサンドペーパー等の手作業によって行う |









